2023年生物学野外実習を西表島で実施しました

2023年7月12日

2023年6月30日~7月5日(5泊6日)に生物学野外実習を西表島で実施しました。本科目は本学生物系を特徴づける科目の1つです。今年は、生物系2年次の学生16名、教員は生物系(傳田、小林、平野、今井、小枝)と熱帯生物圏研究センター(戸田、徳田、和智)の教員8名の計24名が参加しました。

今年の実習は、事前講義で理解を深めた後、世界自然遺産地域である西表島の草地から森林、干潟から淡水といった様々な環境に生息・生育する動植物の観察を行うとともに、課題に取り組み、その結果の解析と発表を行うというプログラムでした。西表島での実習1日目と2日目は主に課題の調査、3日目と4日目は様々な自然環境や環境省西表野生生物保護センターを巡り、世界自然遺産地域の自然と保全の現状を学習しました。5日目は課題で取り組んだデータの解析とプレゼンテーションを行いました。課題については、今年も4つの課題を設定し、チームごとに課題のとりまとめを行い、最終日にはまとめた内容のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションでの議論は白熱し、非常に密度の濃い実習となりました。

来年も西表島で実施予定です。

後良(しいら)川河口での集合写真。

西表研究施設内に設置した自動撮影カメラのデータ回収。

昆虫トラップで捕獲した昆虫のソーティング。

訪花昆虫の観察。

夜間に実施したライトトラップ。

満潮時の魚類相を調べるために、潮が引いている間に曳網を設置。

大見謝川河口付近でテナガエビの解説。

高那海岸におけるビーチコーミングで集めた漂着種子。

浦内川上流に向かう途中での山地の植物の解説。

プレゼンテーションのための解析と準備。チーム内で議論中。

結果をとりまとめて、プレゼンテーション。

西表野生生物保護センターの見学①。

西表野生生物保護センターの見学②。野生動物のロードキル対策の解説。

カテゴリー
これまでの記事
  • 入試情報
    • 琉球大学へのアクセス
    • キャンパスマップ