2016年3月18日
3月16日に、中期計画達成プロジェクト経費「島嶼環境の生物多様性:創出・維持・遷移」の活動の一環として招聘しました、Hungarian Natural History Museum (ハンガリー自然史博物館)館長のZoltán Korsós博士の講演会を行いました。Korsós博士のご専門はヤスデ類の分類で、琉球列島の50以上の島を回られて採集された膨大なサンプルに基づく、ヤスデ類の多様性に関するお話をしていただきました。ただ、まだまだ情報が足りない島も多く、調査が必要だということも指摘されていました。それとともにご自身の博物館のご紹介もしていただきました。単なる「紹介」に留まらず、運営上の問題や活動の工夫など突っ込んだお話もしていただきました。夕方の16時からという遅い時間にもかかわらず、教員、学生の多くの方が参加され、ヤスデの話から博物館のあり方まで多様な議論がなされました。