2014年7月25日
2014年7月19日(土)に開かれた琉球大学オープンキャンパスにおいて、午前中の学部説明会に続き、午後には理学部体験ツアーが実施されました。生物系の教育・研究紹介として、「沖縄のサンゴ礁と そこに迫る環境問題」、「動物の中の植物:クロロフィルの蛍光で見る動物の中の藻類・葉緑体」、「沖縄サンゴ礁における 海洋生物多様性: こんなに生物がいっぱい?!」、「琉大キャンパス Biodiversity マラソン・生物写真展と生物塾の紹介」の4企画が実施されました。会場には県内外から100名を超す高校生が訪れ、それぞれの企画を楽しんでいました。写真展と同じ部屋で開催された懇談会にも多くの高校生が訪れ、生物系での勉強や研究のことについて熱心に質問していました。
「沖縄のサンゴ礁と そこに迫る環境問題」
サンゴやウニ、海草類、有孔虫、サンゴの幼生等の展示、顕微鏡を用いた観察、ポスターやクイズを通してサンゴ礁沖縄サンゴ礁生物を紹介しました。またサンゴ礁域での環境問題のポスター紹介および、簡単な酸性化体験実験を実施しました。
「動物の中の植物:クロロフィルの蛍光で見る動物の中の藻類・葉緑体」
青色レーザー光をクロロフィル(葉緑素)にあてると赤色に光る(蛍光)性質を利用して、ゼニイシやセイタカイソギンチャク、ミナミエダウミヒドラなどを材料に、動物の体の中に共生する藻類を観察しました。
体の中に藻類を持つ海の動物(実物)の紹介
「沖縄サンゴ礁における 海洋生物多様性: こんなに生物がいっぱい?!」
つい最近、沖縄のサンゴ礁で見つかり名前が付けられた生物(リュウキュウニセマメスナギンチャク、ヨコエビ類など)の紹介slideshowを行いました。また、高校生の皆さんと、サンゴ礁に積もる礫のすき間に生息する生物を実体顕微鏡で観察をしました。
「琉大キャンパス Biodiversity マラソン・生物写真展と生物塾の紹介」
生物系が昨年度より実施している「琉大キャンパス Biodiversity マラソン・生物写真コンクール」は、撮影場所を千原キャンパスに限定した生物系学生の写真コンクールです。今回は、第一回、第二回写真コンクールの応募作品から43点の写真を選んで展示しました。また、1、2年次の学生に先輩たちと一緒に研究活動を体験してもらう「生物塾」という企画についても、ポスターで紹介しました。
大人気の写真展