2024年7月16日
熱帯生命機能学講座の卒業研究中間発表会を下記の通り開催します。
講座外の学部生(年次問わず)、大学院生の参加も歓迎します。
2024年7月16日
2024年7月5日~7月10日(5泊6日)に生物学野外実習を西表島で実施しました。
本科目は本学生物系を特徴づける科目の1つです。今年は、生物系2年次の学生32名、教員は生物系(傳田、小林、平野、今井、小枝)と熱帯生物圏研究センター(戸田、和智)の教員7名、ティーチング・アシスタント2名の計41名が参加しました。
今年の実習は、事前講義で理解を深めた後、世界自然遺産地域である西表島の森林や干潟などの自然環境や、圃場や道路といった人工的環境を含め、様々な環境に生息・生育する動植物の観察を行うとともに、課題に取り組み、その結果の解析と発表を行うというプログラムでした。
西表島での実習1日目から3日目は主に課題に関する調査、4日目は浦内川流域の自然の観察、5日目は課題で取り組んだデータの解析とプレゼンテーションを行いました。課題については、今年も6つの課題を設定し、チームごとに課題のとりまとめを行い、最終日にはまとめた内容のプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでの議論は3時間を超え、非常に内容の濃い実習となりました。
来年も西表島で実施予定です
浦内川カンピレーの滝での集合写真
西表研究施設内に設置した自動撮影カメラの動画解析。イリオモテヤマネコも撮影されていました。
チョウの種数推定のための種同定。
クサトベラの訪花昆虫の観察。アオスジコシブトハナバチやミナミスジボソフトハナバチが何度も訪花しました。
干潮時の魚類相を調べるために、投網と手網で魚の採集。右は干潮時に採集された魚類の一部。
道路沿い環境の陸産貝類を採集。地上で採集した貝類は死骸ばかり。。。
オキナワハクセンシオマネキの闘争の観察。
夜間に実施したライトトラップ。今年はいろいろな昆虫が飛来。
浦内川上流へは船で向かいます。行きは晴れていましたが、帰りは大雨に。
浦内川の上流に向けて、歩きながら生物の探索や開設をしました。
浦内川上流で昼食
プレゼンテーションのための準備。各チームの課題について議論中。
結果をとりまとめて、プレゼンテーション。
2024年6月25日
生物系の小枝圭太助教と神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏博士による共同研究の成果が、日本魚類学会が発行する学術雑誌「魚類学雑誌」にオンラインにて早期公開されました。(6月20日付)
本研究は東京大学総合研究博物館所蔵の古標本群から1928年に東京市場で水揚げされたノコギリエイ科魚類の標本を発見したことをきっかけとして、日本のノコギリエイ科には2種が含まれていることを明らかにしたとともに、16世紀にまで遡る徹底的な文献調査の結果、少なくとも1種は日本国内において絶滅していたことを明らかにしたものです。
日本において国内絶滅が証明された実例は、海産魚類としては初めてとなります。
詳しくは、下記の記事をご参照ください。
琉球大学公式ウェブサイトでの紹介記事:https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/57572/
論文タイトル:Anoxypristis cuspidata(サカタザメ目ノコギリエイ科)の日本における記録と適用すべき和名および日本国内における生息状況
雑誌名:魚類学雑誌:6月20日(オンライン;魚類学会員限定公開)
著者:小枝圭太*(琉球大学理学部 助教)
瀬能 宏(元神奈川県立生命の星・地球博物館)
DOI番号:10.11369/jji.23–042(オンライン;魚類学会員限定公開)
2024年6月11日
令和6年度オープンキャンパスは対面(事前予約制)で開催します!
日時・開催場所は以下の通りです。
7月14日(日) 10:00~17:00
琉球大学 千原キャンパス・上原キャンパス
対象
琉球大学を目指す高校生・既卒生等
保護者、高校教員、中学生以下の方等もご参加いただけます。
沖縄県内・県外どちらからでもお待ちしております。
なるべく多くの志願者の方にご参加いただくために
● 沖縄本島の方は、生徒さん ご本人のみでの参加にご協力ください。
● 沖縄本島以外(離島や沖縄県外)の方は、付添1名まででお願いいたします。
生物系の開催内容
・生物系説明会
・デモンストレーション実験
・在学生・教員との懇談会
など
参加申込み
申込み開始は 6月15日(土)AM 9:00 より以下のURLで開始されます
https://www.u-ryukyu.ac.jp/admissions/r6-oc/#event
プログラムの概要やタイムテーブルについても上記URLからご確認ください
予約方法に関する動画も公開されました(6/20更新)
https://www.youtube.com/watch?v=yQ025AcymWk
みなさまのご参加をお待ちしております!
2024年6月25日(火)の13時より、柳田哲矢教授(山口大学)による公開講演会、「アジアにおける嚢虫症対策 –理想と現実–」を行います。多くの方々のご来聴をお待ちしています。
2024年4月15日
海生467 生命機能学特殊講義C (1単位)『寄生虫と共に生きる』の登録を下記の通り受け付けます。
履修登録用フォーム(下のQRコードと同一です)
https://forms.gle/MfA4wERcoAnom6J67
2024年4月2日
琉球大学理学部 海洋自然科学科生物系
保護者懇談会 対面・オンライン参加についてのご案内
2024年4月4日(木)15:00 – (対面参加の場合:理系複合棟102)
Zoomアクセス先:https://zoom.us/j/96673089122
(ミーティング ID: 966 7308 9122、パスワードなし)・オンラインセキュリティ保全上の理由で、参加者の名前、画像オン(常時顔出し)の状態でのご参加をお願いします。
・自己紹介の際には顔出しをお願いしますので、可能な限りご対応ください。
・質問・コメント以外の際には、音声をミュートにしてください。
・懇談会自体は15時開始(対面の場合、開場は14時半)ですが、Zoomは14時より待機室に入室可能(開場は14時50分)です。なお、本Zoom参加は許可制とします。
なお、事前申し込みに関わらず、対面、ZOOMどちらも当日参加を歓迎いたします。
ご参加希望の方は、以下のリンクから可能な限りフォームへの入力をお願いします(3月31日まで)。
https://forms.gle/Hp7gwvHfiQYFjRGM8
4月2日以降に本保護者懇談会のオンライン参加用アクセス情報(Zoomを予定)を掲載予定です。
<懇談会次第>
1.主任挨拶
2.系主任による生物系の紹介
3.年次指導教員の自己紹介
4.生物系教員・職員の紹介
5.参加保護者の自己紹介
6.学生教育研究災害障害保険の加入について
7.取得可能な免許・資格について(教員免許,学芸員)
8.お金のかかる講義や宿泊施設について(野外実習・瀬底研究施設など)
9.除籍について(年間16単位未満または授業料未納)
10.3名移動できるシステムについて(物理系、地学系、化学系の間)
11.保健管理センターの利用について
12.交通安全、飲酒関係、薬物乱用およびアルバイトの諸注意
13.就職活動・進学について(キャリア教育センターの利用)
14.授業料免除申請
15.奨学金について(日本学生支援機構奨学金・その他随時案内)
16.質疑応答
2024年3月26日
生物系4年生の膳場智幸さん(田中厚子研究室)が、神戸大学で開催された日本藻類学会第48回大会でポスター賞を受賞しました。先輩が開始した3年に渡る藻場調査の後半部分を卒業研究として担当し、海藻海草藻場の純生態系生産(NEP)と一次生産者の生物量の季節変動を解析しました。
発表タイトル: 亜熱帯沿岸域の隣接するガラモ場・アマモ場間のNEPと現存量の比較
発表者: 膳場 智幸(琉大理)・戸崎 幹大(琉大理)・谷前 進一郎・Gregory N. Nishihara・宮本 奈保・田中 厚子(琉大理)
2024年3月19日
海生446 生物学特殊講義B (1単位)を下記のスケジュールにて実施します。
講義の履修は4月15日のガイダンスにて受け付けます。
事前アンケート用フォーム(下のQRコードと同一です)
生物系1年次の杉岡薫乃さんが世界展開力強化事業インターアイランド・サステナビリティ教育プログラムのアメリカ合衆国(ハワイ)短期派遣研修に参加しました。
杉岡さんからのコメントは以下のとおりです。
世界展開力強化事業 インターアイランド・サステナビリティ教育プログラムのアメリカ合衆国(ハワイ)短期派遣研修に参加しました。
島嶼地域である沖縄・ハワイ・台湾の3地域の大学が連携し持続可能な社会に向けて様々な事業を行うこのプログラムで、学内から5名のうちに1人に選抜していただきました。
プログラムのキックオフ・シンポジウムと連携大学における琉球大学のプロモーションにおいて、プロジェクト概要・学部の説明・自身が関心のあるトピックについて英語で発表を行いました。
10日間の滞在中は、伝統的な文化や言語を学ぶだけでなく、海や山などのフィールドにも出向き、伝統的な漁法や環境問題など幅広い分野について実地を通して学びました。
帰国した今、本派遣研修で得た学びを活かして、琉球大学の学生として持続可能な沖縄をつくるための事業を展開したいと考えています。
なお、来年度はオンラインで、再来年度は台湾で実施予定です。
ハワイ大学ヒロ校の天文学施設 ’IMILOA(イミロア)で開催されたキックオフ・シンポジウムの様子
キックオフ・シンポジウムにおいて、琉球弧の生物多様性について発表する様子
派遣された学生5名。全員、学年や専攻が異なりました。
カウアイ島のWAIPĀ(ワイパ)でハイキングと外来植物の駆除を行う様子
ハワイ島で訪れた、ハワイの伝統漁法「Fishpond」の設備修復ボランティアに参加する様子
カウアイ・コミュニティ・カレッジで、学生向けに琉球大学のプロモーションを行う様子