理工学研究科海洋環境学専攻のJake Ivan Baquiranさん(栗原研究室:博士後期1年次)が2024年10月にタイのバンコクにて開催された第5回 Asian Marine Biology Symposiumにて最優秀口頭発表賞を受賞しました。
口頭発表のタイトルは「Rubbing salt into the wound: Cold stress impedes recovery of injured coral Acropora digitifera」でした。
発表者:Jake Ivan Baquiran・Haruko Kurihara
【発表内容】サンゴは台風や観光などに伴い折れたり傷がつくことがあるが、その傷を回復させる能力も備えている。しかしストレスなどに晒されると、その回復力が落ちることにより、病気にかかったり、成長が遅くなったりさらには死亡に至ることもあることが知られている。本研究は、このサンゴの回復力が特に低水温ストレスによってどのような影響を受けるのかを評価した研究である。本研究の結果、サンゴの回復力が水温の影響を強く受け、低水温環境下では傷を回復する能力が大きく低下する可能性が示唆された。気候変動などに伴って水温環境の変動性が増加しつつあるなか、本研究はサンゴの回復力や病気への罹患率などが増加する可能性を初めて示した研究となっており、新規性が高い重要な研究であるとして評価された。
2024年10月30日
2024年10月19日と20日の両日に生物系1年次と3年次が渡嘉敷島の国立沖縄青少年交流の家において1・3研修を実施しました。
この研修は、毎年恒例に実施されるもので3年次の年次長を中心として企画・実施されました。学生の参加人数40名、3年次指導教員(ライマー、中村)、1年次指導教員(今井、平野)を合わせて計42名の参加でした。
初日のレクリエーションは、体育館でバレーボール、バスケットボールや卓球、交流館ではカードゲームなどで年次の垣根を超えた交流があり、夕食がBBQで盛り上がりました。
最終日は、海岸へ移動してシュノーケルとシーカヤックで美しい海を体験しました。事故なく無事に泊港へ帰ることができました。
生物系のライマー教授らの研究チームによる研究成果が、海洋生物学の学術雑誌「Marine Biodiversity」誌に掲載されました。
詳細は以下のURLの大学ホームページ上にて紹介されています。
https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/61710/
2024年10月21日
2024年9月27日
生物系の小枝助教が監修として参加するイベントが下記の通り開催されます。
詳細URL
https://www.manko-mizudori.net/event/
漫湖みんなで水族館2024
漫湖水鳥・湿地センター特別企画展
「漫湖みんなで水族館2024」
期間:10月1日(火)~10月14日(月・祝)
場所:漫湖水鳥・湿地センター1F ※入場無料
主催:漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会
監修:前田 健(沖縄科学技術大学院大学)
小枝 圭太(琉球大学 理学部 海洋自然科学科 助教)
今年も「漫湖みんなで水族館」を開催します!
日本国内では漫湖でしか見つかっていないメジリハゼや絶滅危惧種のキララハゼをはじめ、みんなに大人気のトントンミーなど、汽水域に暮らす魚たちを展示します。
年に一度きり、このチャンスにしか出会えない漫湖の魚たちをぜひご覧ください。
お問い合わせ先:漫湖水鳥・湿地センター ☎098-840-5121
※写真は昨年度の展示や採集の様子です。
海生477 海洋生物生産学特殊講義C (1単位)『標準和名論~生物和名を考える』の登録を下記の通り受け付けます。
履修登録用フォーム(下のQRコードと同一です)
https://forms.gle/MfA4wERcoAnom6J67
2024年8月26日
2024年8月12日から18日までの7日間、台湾の阿里磅生態農場において、中國文化大學(CCU)理学院生命科学系との国際合同実習を行いました。今回の実習は、“葉の形態と環境要因の関係”がテーマです。琉球大学からは学部生15名、教員2名(傳田哲郎、小林峻)、ティーチングアシスタント2名(東哲平、村上裕実)、CCUからは学生12名と教員3名(Liao, C-C先生、Chen, Y-H先生、Tseng, I-H先生)、TA3名(Chang, C-C、 Hsu, C-F、Lee, Y)が参加しました。また、北九州市立いのちのたび博物館の伊澤雅子館長も、久しぶりの開催に合わせて駆けつけてくれました。
実習の様子はこちら(PDF)からご覧いただけます。
2024年8月5日
8月6日放送の日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」に生物系の池田譲教授がゲスト出演し、タコについて話します。